次の問に、辞書や参考書を見ないで答えられますか?
1。
「交響」と「交響楽」と「交響曲」と「交響楽団」、それぞれの違いを述べなさい。その上で、
「管弦」と「管弦楽」と「管弦楽曲」と「管弦楽団」との違いを述べなさい。さらに、
「吹奏」と「吹奏楽」と「吹奏楽曲」と「吹奏楽団」との違いも述べなさい。
2。
「交響楽団」「管弦楽団」「吹奏楽団」という名称は、
「交響・楽団」「管弦・楽団」「吹奏・楽団」なのか、
「交響楽・団」「管弦楽・団」「吹奏楽・団」なのか、どちらでしょう。もしくは
「交響楽・楽団」「管弦楽・楽団」「吹奏楽・楽団」なのでしょうか?
3。
「英国式金管バンド」や「金管アンサンブル」を総称して、
「ブラス・ミュージック」すなわち「金管楽」と呼ぶ人がいます。
この「金管楽」のこれら以外の形態を述べなさい。
これらの問いの意義
一つの曲を、例えばトランペットで吹き、次にトロンボーンで吹いてみる。
あるいは一つの曲をヴァイオリンで弾き、次にマンドリンで弾いてみる。
それぞれ金管楽器という分類、弦楽器という分類で演奏したといっても、聴く人が全く同じ感触を
受けるかと言えば、そんなことはありませんよね。
言葉の意味の微妙な違いを、きちんと分類するか、同じ要素の割合の方が多いからと
違いを無視するか。漢字文化圏にしか存在しないニュアンスの違いを使いこなすか、無視するか。
どちらであれそのことを自覚している者だけが、個人の表現力と共同体としての文化の
力の融合が果たせるのではないかと思い、問いかけてみました。